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【簡単解説】台湾で使用される3種類の暦とは

台湾を知る

2021年は110年、お正月は2月12日?

台湾のカレンダーが分からない!という方に、台湾の暦を解説します。

台湾で使われる3種類の暦

日本のカレンダーは西暦ですね。それに対して和暦というのは「昭和」「平成」「令和」などの年号のことです。天皇が変わる度に年号が変わるのは、日本特有の暦制度ですね。

それに対して、台湾では西暦旧暦(農暦)台湾歴3種類の暦を併用しています。

西暦

西洋文化(欧米)で標準的に使われている暦。令和3年は2021年、台湾でも西暦は2021年です。

<西暦の使われ方>
・基本カレンダーのベースは西暦
・クリスマスや労働節等の西洋文化起因の祝日
・11/11(独身の日・ダブルイレブン)や12/12(ダブルトゥエルブ)等のネット商船

旧暦(農暦)

太陽と月の陰陽五行を元に決められた二十四節気を用いた暦。正月などの祝日はこの旧暦に基づいて毎年設定されます。西暦に対して農暦は日にちの区切りが違うだけなので年号には影響しません。

<旧暦(農暦)の使われ方>
・お正月
・清明節、中秋節などの祭事
・その他、季節の伝統行事など

台湾(中華民国)歴:

辛亥革命にて中華民国が起こった1911年から数えている暦。2021年は110年。日本の和暦とほぼ同じ使い方で、西暦2021年1月1日のことを、中華民国暦110年1月1日といいます。

  • 身分証や保険証などの生年月日の表記
  • 市役所などの行政むけに提出する公的資料
  • 統一發票(領収書)や買い物レシート

 

しんロウ
しんロウ
西暦から1911を引くと中華民国歴になるよ!西暦2000年−1911=中華民国暦89年。台湾では役所などで生年月日をよく聞かれるので覚えておこう。

台湾の祝日(2021年)

台湾の祝日は、農暦を基準としているため毎年日付が変わります。毎年「政府行政機關辦」という組織が、公務員向けの祝日カレンダーを公表します。ほとんどの企業や学校がこのカレンダーを参考に休日を設定します。

祝日名日付休暇期間振替出勤日
2021年1月1日(金)1月1日(金)なし
中華民国開国記念日
臨時休日①2月10日(水)2月20日(土)
旧暦(太陰暦)大晦日2月11日(木)2月11日(木)なし
春節(旧正月)2月12日(金)2月12日(金)~なし
2月16日(火)
和平記念日2月28日(日)振替休日:3月1日(月)なし
※児童節4月4日(日)振替休日:4月2日(金)なし
清明節(民族掃墓節)なし
端午節6月14日(月)6月14日(月)なし
臨時休日②9月20日(月)9月11日(土)
中秋節9月21日(火)9月21日(火)なし
国慶節10月10日(日)振替休日:10月11日(月)なし
2022年1月1日(土)振替休日:12月31日(金)なし
中華民国開国記念日
法定祝日が木曜日もしくは火曜日に当たる場合、それぞれ金曜日・月曜日も休日とし、基本的に前週の土曜日を振替出勤日とするというルールがあります。

 

数え年とは?

日本の場合、生まれた瞬間は0歳ですが、農暦で採用される「数え年」は生まれた瞬間が1歳です。台湾人の多くが年齢の話をする時には、この「数え年」を使いますので、同じ誕生日でも1歳違いがでます。

西暦・和暦・中華民国暦相関(早見表)

西暦、和暦、中華民国暦を並べるとこんな表になります。

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