大家好!みなさん、こんにちは。一條心です。
今日は「ジェンダーレスランドセル」という、すこしモヤッとするネーミングの話題についてです。ちょうど初夏の今、来年小学校に入学する子どもたちのランドセル選び[ラン活]がシーズンを迎えるようです。
僕が小学生だった頃はまだ男の子は黒、女の子は赤が95%を占めていたと思います。たまに転校生の女の子がピンクや横型のランドセルを背負っていると、注目の的にされたものです。今はどんなランドレスがトレンドになっているのか、見ていきましょう!
ジェンダーレスとは
実は、僕は「ジェンダーレス」を強調したキャンペーンはあまり好きではありません。
ちなみにここでいうジェンダーレスの意味は、
ジェンダーレス(genderless)とは、「ジェンダーギャップのない、またはジェンダーギャップをなくそうとする考え方」を指します。「男女の境界を無くす
・区別しない」という意味合いが強い言葉で、英語のgenderlessはgender(社会的・文化的な性)と接尾辞のless(〜がない)が組み合わさっています。
ファッションの場合はユニセックス・ジェンダーニュートラルな中性的なデザインを指すことが多いです。他にも、欧米のトイザらスのおもちゃ売り場に「男の子用」「女の子用」という表記はありません。男の子がバービーで遊んでもいいし、女の子が野球やサッカーをしてもいいんです。
僕の身近な例でいうと、Netflixに昔のセーラームーンのアニメシリーズがアップされたのが台湾のゲイコミュニティではちょっとした話題になっていました。これも子供の時は、セーラームーンが好きだって堂々と言えなかった。(でも今は堂々とセーラームーンが好きと言える!笑)
同性婚やLGBTQ+といった言葉も同様ですが、これらは社会が多様性を認知して・包括していくまでの過程で、多くの人に理解しやすくするために使われるキャッチフレーズのようなものです。例えば、同性婚が実現してもう20年以上になるオランダでは、同性同士が結婚することをわざわざ「同性婚する」とは言わないでしょう。「結婚しています。妻は〜/夫は〜」と会話しますよね。
ラン活もジェンダーレス化
(画像出典:土屋鞄)
ランドセルのカラーバリエーションやデザインが豊富になってからもう随分経ちますね。それこそ、カラバリが増え始めた頃は「女の子用」として、きらきらラメ入りだったり、ハートのワッペンがついていたりと、性別による固定概念を強調したデザイン(女の子はピンクやハート・キラキラが好き等)が多く見られました。そんなランドセル事情も少し様変わりしてきているようです。
泣く子も黙る老舗カバンブランド「土屋鞄」の調査によると、「ランドセルのカラーについて、性別によって固定概念をなくしたほうがいいと思いますか。」という問いに、とても思う30.4%、やや思う27.9%、どちらかといえば思う24.8。実に8割強の保護者が性別によるよる固定概念をなくしたほうがいいと考えているそうです。
何か小難しいことを言っているようですが、
子供に自分が好きな色の鞄を選ばせてあげたい、
ひと目を気にせず好きな色を好きだと言わせてあげたい。ただそれだけのことですね。
(データ出典:土屋鞄)
▼参考記事:ランドセルもジェンダーレス化が加速!保護者の8割が「性別による色の固定観念は必要ない」
土屋鞄だけじゃない!こんなランドセルを背負いたかった!
(画像出典:株式会社イトーキ)
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区 社長:平井嘉朗)は、2022年4月に小学校ご入学のお子様に向けて、オリジナルランドセルQNORQ(クノーク)2022シーズンモデルを2021年4月1日より発売します。2022シーズンモデルでは、QNORQ初となるジェンダーレスなランドセル「lehtiä (レフティア)」が誕生。中性的でプレーンなデザインながら、他のランドセルには無い魅力 を詰め込みました。また、ブルックリンテイストで人気の男児向けモデルBRICKWAY Novel(ブリックウェイ ノヴェル)にプレミアムラインが追加されるなど、ますます充実したラインアップとなります。
(画像出典:株式会社イトーキ)
▼参考記事
(画像出典:アクタス)
2009年に誕生したアクタススクールバッグは、シンプルなデザイン性と軽くて大容量という実用性を兼ね備えたランドセルとして広く支持されています。
この度の2022年度モデルでは、基本デザインはそのままに、かぶせ裏をアーガイルパターン(レッド・ピンクのみ花柄)に全モデル一新。ジェンダーレスで可愛すぎず、長く愛用できる飽きのこないデザインに!
(画像出典:アクタス)
▼参考記事
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