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【IDAHO】5分で分かる国際反ホモフォビアの日【+TB】

LGBTQ+

5月17日は国際反ホモフォビアの日です。

どういった意味を持つ日なのか、どのような経緯で制定された日なのかを解説します。

しんロウ
しんロウ
中国語では「不再恐同日」といって、台湾など意識が高い国では、多くの有名人がLGBT差別・偏見撲滅を求めてメッセージを出しているよ。

国際反ホモフォビアの日とは

正式名称は長いですが、『国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日』。英語名称は『International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia』で、頭文字をとった略称で“IDAHO(TB)”と呼ばれます。地名みたいですが、LGBT関連でIDAHO(TB)と言うと、LGBTの権利の侵害に対する認識を広め、関心を高めることを目的とした記念日です。

ホモフォビアとは?

ホモフォビアとは、同性愛、または同性愛者に対する差別・偏見・拒絶・恐怖感・嫌悪感、または宗教的教義などに基づいた否定的な価値観を持つこと。トランスフォビア、バイフォビアはそれぞれトランスジェンダー・バイセクシュアルに対して否定的な価値観を持つことです。

制定の経緯は?

5月17日という日付は、1990年の同日に世界保健機関が同性愛を国際疾病分類から除外したことを記念して定められました。

 

・フランスの大学教授であり同性愛者活動家であるルイ=ジョルジュ・タンが提案して2005年に始まり、初年度は50ヵ国からIDAHOを記念して、キャンペーン、討論会、街頭デモ、展示、映画祭、集会などが開かれた。翌年の2006年に欧州議会で、同性愛に対する嫌悪を非難する決議文を通してIDAHOが承認された。
2009年の国際レズビアン・ゲイ協会の国際連合経済社会理事会での承認と同協会の名称変更以降は、トランスフォビア廃絶も行事の運動に含まれるようになり、「国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日」という名称に変わった。
2015年にはバイフォビアも運動の対象に含む改名が提唱され、「国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日」となった。

(WIKIPEDIAより引用抜粋)

この日に関連する世界の出来事

5月17日に世界で起きたLGBT関連の出来事には下記のようなものがある。

・2004年、米国マサチューセッツ州が同性婚合法化
・2010年、ポルトガルが同性結婚を合法化
・2019年、台湾でアジアで初めてとなる同性婚を認める特別法案を可決

国連のLGBTQ+理解啓蒙動画

最後に、国際連合(UN)が作成したLGBTQ+の理解・啓蒙動画がとても素敵なので紹介します。

世界の人権保護と啓蒙を呼びかけるUN Human Rightsは、国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日を記念してLGBTQ+の理解を深めるための動画「UN Free & Equal: Be You!(訳:UN 自由と平等:自分らしくあろう!)」を公開しています。動画には、女性同士のカップル、男性同士のカップル、障がい者のLGBTQ+、子供を持つLGBTQ+が登場。そして、「#BreakTheSilence for LGBTI Equality(訳:LGBTIの平等のために沈黙を破ろう)」というメッセージが発信されています。

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