【ドクターマーチン】「ド派手なレインボーから普段遣いのレインボーへ」プライドモデル5年分おさらい

LGBTQ+

みなさん、こんにちは!一條心です。
東京のLGBTQ+の祭典、東京レインボープライド2021が今年もオンラインで開催中ですね。東京レインボープライドは毎年4月ですが、世界的には、主にアメリカを中心に6月をプライド月間と呼び、様々なイベントが行われています。この6月というのは、ニューヨークで起きたストーンウォールの反乱にちなんだものですが、このお話に興味があるかたは下記記事からどうぞ。

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毎年プライド月間には、グローバルなアパレルやスポーツブランドがこぞってプライドグッズを発売します。毎年、どんなグッズがでてくるのかを密かに楽しみにしています。今日はそんな中から、ドクターマーチンをフィーチャーして、過去5年分のプライドモデルをまとめてご紹介したいと思います!実はドクターマーチンの靴は3足ほどもっていて、割とスキなんです。

では、5年前の2017年モデルから順に紹介していきますね!

1.2017年<PRIDE>モデル

 ド派手なレインボーグラデーション手書き風レインボーグラフティをモチーフにしたハイカットの<PRIDE>ホールブーツの2タイプです。

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2.2018年<PRIDE>モデル

前年の2017年モデルに続きド派手な<PRIDE>モデル「1460 8 ホールブーツ」のシルエットを受け継ぎつつ、アッパーにはグラフィカルなレインボープリントを施した柔らかなフルグレインレザーを採用。透け感のあるアウトソールから”PRIDE”のロゴがちらりと覗き、歩くたび自己表現ができるデザインに仕上げられています。

3.2019年<PRIDE>モデル

またまたド派手なフルレインボーのホールブーツ。バックサイドには「PRIDE♥」ロゴを大胆に配した。また、煌めくスパンコールを敷き詰めた新作レインボーブーツも登場。虹色に輝くスパンコールは撫でることによりシルバーへと色合いが変わり、異なる表情を楽しむことができる。

 2017年〜2019年のモデルは、LGBTQ+を象徴するレインボーを全面に押し出したやや“ネタ”、“飛び道具”感あるデザインとなっているのが特徴です。レインボープライドパレードやLGBTQ+関連のイベントに履いていくと、お祭り感がでて最大限に楽しめそうです。

4.2020年<PRIDE>モデル

 2020年から大幅に路線変更してきました。ドクターマーチンのアイデンティティとも言えるブラックのホールブーツにシンプルなレインボーステッチをあしらい、サイドのレインボーフラッグもさり気なくあしらわれています。2019年までのモデルはイベント仕様のド派手なデザインですが、2020年モデルは普段遣いできるモデルになりました。これは僕が思うに、レインボープライドの位置づけ自体が、ド派手になレインボーで自己主張をすることにより、認知を獲得しようとしていたステージから、より日常的で特別感の無いものへと移行していることを表しているように感じます。

5.2021年<PRIDE>モデル

そして、2021年今年の新作プライドモデルがこちらです!昨年の定番シンプル路線を継承しており、さりげないレインボースティッチと、サイドのレインボーフラッグが品よくデザインされています。靴紐もレインボーとブラックの両方を紹介することで、より“普段遣いを強調した一足”として提案されています。ドクターマーチン割とお値段するんで、パレードやイベント用だけに買うのはもったいないと感じていましたが、今年のデザインは黒い靴紐にすれば完全に普段遣いできますね!

今日は、過去5年間のドクターマーチンのプライドモデルを一気に振り返ってみました。お気に入りのモデルはありましたか?

僕はファッションには詳しくないのですが、こうやって振り返ってみてると、レインボープライドを取り巻く環境の変化が夫々の年のデザインに反映されていることが分かりますね。自己主張で認知を獲得するステージからより身近なものに変わってきています。6月のプライド月間にむけて、これから色んなブランドからプライドモデルが発表されてきますので、いいなと思ったものがあればまたご紹介しますね。

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